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「歯が浮く感じ」はなぜ起こる?

ストレスや歯周病のサインかも?

「朝起きたときに歯が浮いたような感じがする」
「なんとなく噛みにくい、歯がグラグラする気がする」
そんな感覚を経験したことはありませんか?

歯が“浮く”感じは、一時的なものから治療が必要なものまで、さまざまな原因が考えられます。今回はこの「歯が浮く」症状について、考えられる原因と対処法を歯科医の視点から解説していきます。

「歯が浮く感じ」とは?

患者さんから「歯が浮いたような」「違和感がある」と訴えられる場合、それは主に以下のような感覚を指しています:

  • 歯が押されているような感じ
  • 噛み合わせがいつもと違う
  • 歯がじんわりと痛む
  • 歯がグラグラしているように感じる
  • 硬いものが噛みにくい

このような症状が出る原因は1つではなく、いくつかのケースが考えられます。

歯が浮く主な原因

1. ストレスによる「歯ぎしり・食いしばり」

無意識のうちに歯を強く噛み締めたり、歯ぎしりをしていると、歯や歯ぐきに過度な負担がかかり、翌朝に歯が浮いたような感覚が出ることがあります。
特に睡眠中の噛み締めは自覚しづらく、歯根膜という歯を支える膜が圧迫されて炎症を起こすことも。

また、ストレスが多い時期や緊張しやすい性格の方に多く見られます。

2. 歯周病による炎症と歯の動揺

歯周病が進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)が徐々に溶けていき、歯がグラつきやすくなります。
このときに、噛んだ時の違和感や“浮く”ような感覚が出やすくなるのです。
歯ぐきの腫れ・出血・口臭もあわせてある場合は、歯周病が原因かもしれません。

3. 噛み合わせの乱れ(咬合性外傷)

虫歯の治療や矯正治療後、詰め物・被せ物の高さがわずかに高いだけでも、一部の歯に負担が集中することがあります。
この過剰な力が“咬合性外傷”となり、歯根膜に炎症が起き、違和感や浮いたような感覚が出てしまいます。

4. 急性の歯の炎症(根尖性歯周炎など)

神経が死んでしまった歯に膿が溜まっていると、根の先に炎症が起き、強く噛むと痛む・浮いている感じがするという症状が出ることがあります。
これは歯の根の再治療(再根管治療)が必要になるケースです。

5. ホルモンバランスの変化や体調不良

妊娠中や更年期、あるいは風邪や疲労が溜まっているときも、歯ぐきが腫れやすくなり、一時的に歯が浮いたような感じが出ることがあります。

自分でできるセルフチェック

「歯が浮いてる?」と感じたら、以下のポイントをチェックしてみましょう:

  • 朝起きた時に症状が強い → 睡眠中の食いしばりの可能性
  • 歯ぐきが赤い・腫れている → 歯周病の可能性
  • 被せ物を入れた直後から違和感がある → 噛み合わせのずれかも
  • 歯を押すと少し揺れる → 歯の動揺や根のトラブルの疑い

歯が浮く感じがしたらどうすればいい?

● 歯科医院での診断が大切

原因が多岐にわたるため、自己判断は禁物です。
レントゲン撮影や噛み合わせのチェック、歯周ポケット検査などで原因をしっかり見極めることが必要です。

● 歯ぎしり・食いしばり対策にはナイトガード

マウスピース(ナイトガード)を夜間装着することで、歯や歯ぐきを守ることができます。
自覚がない方も多いので、違和感が続く場合は相談を。

● 歯周病は早期治療・クリーニングがカギ

軽度のうちに**プラーク除去と歯石取り(スケーリング)**を行うことで、歯ぐきの回復が見込めます。
進行している場合は、より専門的な治療(フラップ手術など)が必要なことも。

放っておくとどうなる?

「そのうち治るかも」と放置してしまうと、以下のようなリスクが高まります:

  • 歯周病が進行し、歯が抜けてしまう
  • 根の炎症が広がり、膿瘍ができる
  • 歯ぎしりによって歯が割れる(クラックトゥース症候群)
  • 慢性的な顎関節症や偏頭痛につながる

「なんとなく変だな」と感じたときこそ、早めの受診が歯を守るカギです。

まとめ:違和感は体からのサイン

歯が浮く感じは、体や心の不調のサインでもあります。
特にストレスが多い時期や季節の変わり目、ライフスタイルの変化時に出やすい傾向があります。

気になる違和感がある方は、まずはお口の健康チェックから始めてみましょう。
ドルミーレデンタルオフィス表参道では、噛み合わせの調整から歯周病治療、ナイトガード作製まで幅広く対応しています。