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夏こそ要注意!スポーツドリンクとむし歯の意外な関係

はじめに

暑い季節になると、熱中症対策や水分補給のためにスポーツドリンクを飲む機会が増える方も多いのではないでしょうか。汗をかいたあとに飲むと体がスッキリする一方で、歯科の視点から見ると注意が必要な飲み物でもあります。実は、スポーツドリンクは“むし歯リスクが高い飲み物”のひとつなのです。

本記事では、なぜスポーツドリンクがむし歯の原因になるのか、その対策方法について、歯科医院の視点からわかりやすく解説します。

スポーツドリンクの成分とむし歯の関係

● 砂糖が多く含まれている

多くのスポーツドリンクには、体に素早くエネルギーを補給するための糖分(ブドウ糖・果糖など)が含まれています。製品によっては500mlで角砂糖7〜9個分の糖が含まれていることも。

この糖分は、むし歯の原因菌であるミュータンス菌の大好物。糖をエサにして酸を出し、歯のエナメル質を溶かすことでむし歯が進行します。

● 酸性度が高い

スポーツドリンクは、体への吸収をよくするために酸性の成分(クエン酸など)も含まれています。酸性の飲料を頻繁に摂取すると、歯の表面が脱灰(とける)してしまい、酸蝕症や知覚過敏の原因にも。

そのため、糖+酸という組み合わせは、むし歯や歯のダメージを進行させやすい“ダブルパンチ”となってしまいます。

飲み方次第でリスクは変わる

「じゃあ、スポーツドリンクは飲んではダメなの?」というと、決してそうではありません。むし歯になりにくい飲み方やケアの方法を知っておけば、上手に付き合うことができます。

● だらだら飲みを避ける

長時間かけて少しずつ飲むと、お口の中がずっと酸性の状態になり、むし歯のリスクが高まります。なるべく一気に飲むか、短時間で飲み終えるようにしましょう。

● ストローを使う

歯に直接触れる量を減らすために、ストローを使うのも効果的です。特に前歯への付着を防ぐのに役立ちます。

● 飲んだ後に水で口をゆすぐ

スポーツドリンクを飲んだ後、そのままにせず、水やお茶でお口をゆすぐことで、酸や糖分を中和・洗い流すことができます。

● 寝る前には絶対に飲まない

就寝中は唾液の分泌量が減るため、むし歯が進行しやすい状態になります。寝る前の摂取は避けましょう。

子どもの水分補給にも注意

小さなお子さまにスポーツドリンクを与える場合も注意が必要です。特に乳歯は永久歯よりも弱く、酸や糖の影響を受けやすい傾向にあります。夏場の公園やスポーツの後などで飲ませる場合は、同様に飲み方に配慮してあげましょう。

また、水や麦茶など、糖分・酸のない飲み物と併用するのもおすすめです。

むし歯リスクが高いと感じたら

● 定期検診を受ける: むし歯ができやすい方や、スポーツドリンクを日常的に飲む習慣がある方は、定期的な歯科検診をおすすめします。

● フッ素入りの歯磨き粉を使う: フッ素は歯を強くし、初期むし歯を修復する働きがあります。毎日のケアに取り入れてみてください。

● 食生活を見直す: 砂糖の摂取量が多いと感じる場合は、飲料だけでなく、間食や食事内容も見直してみると良いでしょう。

まとめ

夏場の水分補給は大切ですが、スポーツドリンクには“むし歯リスク”という落とし穴があることも忘れてはいけません。飲み方を工夫することでリスクは減らせますので、上手に付き合っていくことが大切です。

歯科医院としても、患者様の生活スタイルや食習慣に合わせたアドバイスを行っています。「これってむし歯になりやすいのかな?」と不安に思ったら、いつでもお気軽にご相談ください。