もっと幸せに、美しく。

求人案内
perio

歯周病治療

歯周病とは

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性の疾患です。細菌の中でも最も歯周病の原因菌となるのがレッドコンプレックスと呼ばれる細菌郡です。これらの細菌が感染することによって歯茎の炎症を引き起こしたり、歯を支える骨を溶かしてしまいます。最悪の場合、残念ながら抜歯となるケースもございます。 

歯を失う原因で最も多いのが歯周病です。初期の歯周病は自覚症状がほとんどなくご自身で違和感を感じた時にはすでに重度になってしまっていることがある恐ろしい病なのです。ところが一昔前までは不治の病とされてきた歯周病が、歯科医学の進歩により治癒させることが可能になりました。

歯周組織再生療法の適応範囲が増えたことにより、以前までは抜歯対象となっていた歯が保存できるケースが数多くなってきました。歯周組織を再生させ歯を支える骨の量を増加させたり清掃性の高い角化歯肉を増大させたりと歯周病治療はより細分化されています。以前までの歯周病治療は病状を安定させたり、予防的なアプローチが主流でありましたが現在では病状を好転させる治療へと変わってきております。

現在少しでも歯茎の出血や痛みなどがある場合は、出来るだけ早い段階で一度是非ご来院ください。

当院の歯周病治療の特徴

当医院では無痛治療を受けていただくため必要な場合は無痛麻酔を施し施術を行います。患者様一人一人にあった治療プログラムを作成し担当制で歯科衛生士、歯科医師が治療にあたります。

また歯周病治療専用の機材を用い、エビデンスに基づいた精密な治療を行います。歯周外科治療も可能なため重度に進行してしまったケースで、他院で抜歯と宣告された歯であっても保存が可能なケースも多々ございます。お気軽にご相談ください。

歯周病の進行度別の症状・治療法

歯周病の進行度は、2018年アメリカ歯周病学会、ヨーロッパ歯周病連盟により新たな分類が公表されました。部分的なのか広範的なのか(歯周病罹患歯が全体の30%位内かそれ以上か)、慢性的なのか急性的なのか、ステージⅠ〜Ⅳ(歯周病の炎症度や複雑度)、グレードA〜C(進行速度、歯垢の有無と組織破壊程度、喫煙習慣、糖尿病)のように細かく分類が分けられました。

ステージⅠ〜Ⅳの進行度とグレードの進行速度、喫煙習慣、糖尿病を持病でお持ちかどうかによって当院では治療を細分化させて頂きます。

ステージⅠ:軽度歯周病

状態 歯肉退縮が2㎜以内でポケット4㎜以内、骨の吸収がレントゲン読影で歯の根の長さの3分の1未満、歯周病による歯の喪失がなく、歯垢は存在していても組織破壊がない。
症状 部分的に歯茎が炎症を起こしていることにより、歯磨きの際に痛みや出血がある。
歯茎の炎症による一時的なポケットが見られる。ほとんど自覚症状はない。
治療方法 定期的に歯垢を除去し、ブラッシング指導にてセルフケアを行う。

ステージⅡ:中等度歯周病

状態 歯肉退縮が4㎜以内でポケット5㎜以内、骨の吸収がレントゲン読影で歯の根の長さの3分の1未満、歯周病による歯の喪失がなく、歯垢は存在していても大きな組織破壊がない。
症状 広範囲に歯茎の炎症を起こしていることにより、歯磨きの際に複数箇所の痛みや出血がある。安静時にも口に違和感がみられる。口臭が気になる。
治療方法 初めに集中治療(高頻度のクリーニング、検査、ブラッシング指導、精密レントゲン撮影)を行い、改善が見られたら定期的な検診、クリーニング、ブラッシング指導にてセルフケアを行う。

ステージⅢ:中等度歯周病

状態 歯肉退縮が5㎜以上でポケット5㎜以上、骨の吸収がレントゲン読影で歯の根の長さの3分の1以上、歯周病による歯の喪失が4本以内、局所的に大きな骨吸収や根分岐部病変が見られ、組織破壊が見られる。
症状 歯磨きで痛みや出血が多くみられ、安静時に痛みや歯が浮いた感じがある。食事がし辛くなる。口臭を自覚、他覚することがある。
治療方法 初めに集中治療を行い、場合によって歯周外科治療(フラップ手術、歯周組織再生療法など)を併用します。これらの治療で改善が見られたら、定期的な検診、クリーニング、ブラッシング指導にてセルフケアを行う。

ステージⅣ重度歯周病

状態 歯肉退縮が5㎜以上でポケット5㎜以上、骨の吸収がレントゲン読影で歯の根の長さの3分の1以上、歯周病による歯の喪失が5本以上、広範的に大きな骨吸収や多数歯の動揺がみられ著しく組織破壊が見られる。
症状 歯磨きでの痛み出血が多くあり、安静時に痛み違和感があり睡眠障害を引き起こしたりや咀嚼が困難となる。口腔機能不全により顎の関節のいたみを伴う場合がある。口臭が顕著に見られる。
治療方法 初めに集中治療を行い口腔内の重度炎症症状を鎮める。炎症症状が落ち着いてから歯周外科治療、インプラント治療、歯周補綴治療(ブリッジやクラウンや入れ歯など)によって口腔機能回復を行います。 その後、定期的な検診、クリーニング、ブラッシング指導にてセルフケアを行う。 Ⅰ〜Ⅳのステージごとの治療と並行して喫煙習慣や糖尿病との関連性を診断し投薬や生活習慣指導も行います。 ステージ別の治療だけでなくパーソナルな治療を行います。

歯周病の基本の治療の流れ

カウンセリング/口腔内検査

問診票を記載していただき問診票の記載内容を確認します。 続いて口腔内写真撮影、歯周検査、レントゲン撮影を行い、精密診断をします。 これらの情報を基に患者様とカウンセリングさせていただき治療法を提案させていただきます。

プラーク、歯石の除去

専用器具を用いて歯垢、歯肉縁上歯石、歯肉縁下歯石を丁寧に除去していきます。特殊な薬剤を用いて化学的に歯肉の治療を行う場合もあります。

SRP(スケーリングルートプレーニング)

PMTCで除去しきれなかった縁下歯石を手用スケーラーや超音波スケーラーを用いて除去していきます。場合によっては麻酔をして処置が必要な場合があります。

外科処置

SRPでも除去しきれない歯石があった場合は歯周外科処置が必要になります。

フラップ手術

歯茎を切開して剥離し歯石を除去します。

歯周組織再生療法

歯茎を切開して剥離し骨が溶けてしまっている部分にリグロスやエムドゲインや人工骨などの組織再生促進剤を添加して化学的に組織再生を促す治療法です。

メンテナンス

歯周組織の安定が確認できたら定期的な検診、メンテナンスを行います。3,4ヶ月毎の検診、メンテナンスを継続していただくことをおすすめします。ブラッシング指導も行いセルフケアの質を上げて良い口腔内環境を維持していきます。ブラッシングを怠ると折角治療で改善した口腔内が維持出来ません。患者様と当院で共に歯周病の治療に取り組んでいきましょう。

歯周病治療の費用

定期検診の患者様負担額は2,000円〜3,000円ほどになります。
SRPを行う場合は、1回の治療で患者様負担額は1,000円〜2,000円ほどになります。
また、歯周外科治療は保険適応の処置の場合の患者様負担額は5,000円〜15,000円ほどになります。
すべての治療においても治療範囲や歯数によって患者様負担額は異なりますのでご了承ください。すべての処置で保険治療適応できない精密治療をご希望の方はお気軽にご相談ください。

歯周外科の症例

インプラントを入れたい。食事がし辛い。

BEFORE

AFTER

症状 インプラントを入れたい。食事がし辛い
治療内容 左下67欠損部角化歯肉移植を併用してインプラント埋入処置を行った。 移植する歯肉は左上口蓋歯肉より採取した。 角化歯肉不足によって清掃性が悪くなるためインプラントの予後を考慮して移植を行った。
結果 手術から治療完了まで、良好な経過であった。術後軽度疼痛あり。術後2日で消失。2年経過良好
費用 FGG(角化歯肉移植術)10000円

ACCESSアクセス

ドルミーレデンタルオフィス表参道

〒107-0061
東京都港区北青山3丁目5-40 YCビルⅡ 1階

10:00−13:00
14:00−18:00
- -

※休診日:日曜 / 祝日


初診WEB予約
RESERVATION